「100%のパフォーマンスを発揮する」
「100%のパフォーマンスを発揮する」
オリンピックの選手たちは、
本大会で、その時に持っている100%の力を発揮しようと
体調を整え、心を整えて臨んでいると思います。
メダルを取った選手は、
いつもの力が発揮できた、100%の力が発揮できたと答えます。
また100%以上の力が発揮できたと答える選手もいます。
100%以上の力を発揮できたことは、
ご自身に潜在的には、100%以上と感じた力は持っているけれども、
今までの試合や大会、あるいは練習でも発揮できなかったものが出た、
ことと感じています。
一方、思いがけずに敗退した選手は、
100%の力を発揮できなかったのが悔しいです、
と答える場合があります。
100%の力を発揮するには、
どうしたら良いのでしょうか。
オリンピック選手のようなアスリートではなく、
われわれ普通の人が100%の力を発揮するには
どうしたら良いのでしょうか。
一般的に、人はさまざまな場面で
常に100%の力を発揮できることは
稀かもしれません。
その時の状態によって、
30%の時もあれば、50%の時もある。
80%の時や、100%に近い95%の時もあります。
人が100%に近い力を発揮し、
そして、その力を伸ばしていける組織カルチャーや
家庭環境を作り出すことができれば、
一人ひとりが中長期的に成長を続けることができます。
100%近い力を発揮し、
その力を伸ばし続けていくために行うことは、
応用行動心理学でいう
「強化」という承認行動を実践することです。
「強化」とは、
対象者がとった行動に対して、
結果によらず、承認を行うこと。
もちろん対象者がとった行動は、
成長につながるとお互いが認識している行動です。
法的あるいは倫理的な違反行動については
承認してはいけません。
「強化」を行うことによって、
対象者は、またその行動を行いたいと感じます。
結果がすぐに伴っていなくても、
行動していれば結果がやってくると信じて、
行動を継続することができます。
新しい少しチャレンジな行動の場合に、
躊躇しながら行ったとき、
承認という強化が返ってくると、
安心して、チャレンジな行動を行うことができます。
継続することができます。
逆に、承認ではなく、否定やお叱りが返ってくると、
同じ行動を取らなくなります。
すぐに結果が出ない場合、同じ行動を行おうか
迷っているときに、結果を追求されたり、
やり方がまずいと指摘されると、
同じ行動を取らなくなります。
100%の力を発揮するには、
対象者が、日頃、強化という承認を浴びて、
行動することに勇気を持っていることが必要です。
強化を受けていることで、
自己を肯定し、やればできるという自己の効力感が高まります。
そのときに100%に近い力が発揮できます。
チャレンジすることで100%が110%になり、
その10%分の伸びた分が本番の試合で発揮され、
100%以上の力が出るという表現で表れてきます。
いつも否定されている状態では、
勇気がくじかれ、そして萎縮することが多くなり、
100%の力を発揮できないことが多くなります。
なにくそ!という強い意志のあるアスリートなら可能ですが、
アスリートでさえも、パフォーマンスが低下する例は少なくありません。
人が100%近い力を発揮し、
その力を伸ばし続けていく。
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