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2021年08月01日

「100%のパフォーマンスを発揮する」

「100%のパフォーマンスを発揮する」

 

オリンピックの選手たちは、

本大会で、その時に持っている100%の力を発揮しようと

体調を整え、心を整えて臨んでいると思います。

 

メダルを取った選手は、

いつもの力が発揮できた、100%の力が発揮できたと答えます。

また100%以上の力が発揮できたと答える選手もいます。

 

100%以上の力を発揮できたことは、

ご自身に潜在的には、100%以上と感じた力は持っているけれども、

今までの試合や大会、あるいは練習でも発揮できなかったものが出た、

ことと感じています。

 

一方、思いがけずに敗退した選手は、

100%の力を発揮できなかったのが悔しいです、

と答える場合があります。

 

100%の力を発揮するには、

どうしたら良いのでしょうか。

 

オリンピック選手のようなアスリートではなく、

われわれ普通の人が100%の力を発揮するには

どうしたら良いのでしょうか。

 

一般的に、人はさまざまな場面で

常に100%の力を発揮できることは

稀かもしれません。

 

その時の状態によって、

30%の時もあれば、50%の時もある。

80%の時や、100%に近い95%の時もあります。

 

人が100%に近い力を発揮し、

そして、その力を伸ばしていける組織カルチャーや

家庭環境を作り出すことができれば、

一人ひとりが中長期的に成長を続けることができます。

 

100%近い力を発揮し、

その力を伸ばし続けていくために行うことは、

 

応用行動心理学でいう

「強化」という承認行動を実践することです。

 

「強化」とは、

対象者がとった行動に対して、

結果によらず、承認を行うこと。

 

もちろん対象者がとった行動は、

成長につながるとお互いが認識している行動です。

 

法的あるいは倫理的な違反行動については

承認してはいけません。

 

「強化」を行うことによって、

対象者は、またその行動を行いたいと感じます。

 

結果がすぐに伴っていなくても、

行動していれば結果がやってくると信じて、

行動を継続することができます。

 

新しい少しチャレンジな行動の場合に、

躊躇しながら行ったとき、

承認という強化が返ってくると、

安心して、チャレンジな行動を行うことができます。

継続することができます。

 

逆に、承認ではなく、否定やお叱りが返ってくると、

同じ行動を取らなくなります。

 

すぐに結果が出ない場合、同じ行動を行おうか

迷っているときに、結果を追求されたり、

やり方がまずいと指摘されると、

同じ行動を取らなくなります。

 

 

100%の力を発揮するには、

対象者が、日頃、強化という承認を浴びて、

行動することに勇気を持っていることが必要です。

 

強化を受けていることで、

自己を肯定し、やればできるという自己の効力感が高まります。

 

そのときに100%に近い力が発揮できます。

チャレンジすることで100%が110%になり、

その10%分の伸びた分が本番の試合で発揮され、

100%以上の力が出るという表現で表れてきます。

 

いつも否定されている状態では、

勇気がくじかれ、そして萎縮することが多くなり、

100%の力を発揮できないことが多くなります。

 

なにくそ!という強い意志のあるアスリートなら可能ですが、

アスリートでさえも、パフォーマンスが低下する例は少なくありません。

 

 

人が100%近い力を発揮し、

その力を伸ばし続けていく。

 

そんな環境を、

チームや家庭で作りたいですね。

 

 

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