
リュック通勤で首が前に出ている人が多いのは
通勤電車や駅のホームで、リュックを背負っている人を見ると、頭が身体より前に出ていることがあります。
リュックは両肩で荷物を支えられるため、手提げバッグより身体への負担が少ないと思われがちです。
しかし、背負い方や身体の使い方によっては、首や肩への負担が大きくなることがあります。
後ろに引かれる力へ無意識に対抗している
リュックを背負うと、荷物の重さによって身体は後ろへ引かれます。
倒れないようにするため、無意識に頭や胸を前へ出し、身体のバランスを取ろうとすることがあります。
特に、リュックが背中から離れていたり、肩ひもが長かったりすると、荷物が後方へ引っ張る力が強くなります。
その結果、頭が前に出た姿勢になりやすくなります。
リュックでスマートフォンを見る姿勢がさらに負担を強める
通勤中にスマートフォンを見る時間も、首が前に出る大きな要因です。
リュックを背負い、身体が少し前傾した状態で、さらに下を向いて画面を見る。
この姿勢が毎日続くと、頭を支える首の後ろ側や肩の筋肉が休めなくなります。
首こり、肩こり、背中の張り、頭痛などにつながることもあります。
背中が硬い人ほど首が前に出やすい
頭の位置を整えるには、首だけでなく胸椎と呼ばれる背中の上部が動くことも重要です。
背中が丸く固まっていると、顔を正面へ向けるために、首だけを持ち上げなければなりません。
この状態では、意識してあごを引いても長く保つことができません。
リュックの背負い方を見直す
まずは次の点を確認してみましょう。
- 肩ひもを長くしすぎない
- リュックを背中に近づける
- 重い物を身体側へ入れる
- 不要な荷物を減らす
- スマートフォンを長時間下向きで見ない
それでも姿勢が崩れる場合は、背中や胸、股関節が硬くなっている可能性があります。
首だけを直そうとしない
首が前に出ている人に「頭を後ろへ戻してください」と伝えても、すぐ元に戻ってしまうことがあります。
それは、頭の位置だけでなく、胸郭、背骨、骨盤の位置が関係しているからです。
ピラティスでは、呼吸を使いながら胸や背中を動かし、頭を無理なく支えられる姿勢をつくっていきます。
通勤するだけで首や肩が疲れる方は、リュックだけでなく、身体全体の支え方にも目を向けてみましょう。
今日からできる30秒
リュックを背負ったら、壁に背中を近づけるつもりで立ってみましょう。
肩を無理に後ろへ引かず、頭のてっぺんが上へ伸びるように立ちます。
そのまま、あごを強く引かずに、後頭部を1センチほど後ろへ動かします。
肩に力が入ったら、一度息を吐いて力を抜きましょう。
リュックを背負った状態での頭の位置に気づくことが第一歩です。
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