書評
BOOK
2020年08月24日

【書評56】ニュータイプの時代 山口 周

書評1で書いた、山口 周さんの著作

私の好きな著作家の一人です。

 

新時代を生き抜く24の思考・行動様式

 

とても共感できる内容でした。

 

オールドタイプとは?

 

20世紀の後半から21世紀の初頭に

高く評価された人材

 

・従順、論理的、勤勉、責任感が強い、

問題解決能力に優れる人

 

→ものが不足していて、ニーズが明確な時代の、優秀な人

 

 

ニュータイプとは?

 

・自由、直感的、好奇心強い、

わがまま、問題を発見す流人

 

→課題・問題・ニーズが不足している時代の

問題を発見する人が優秀な人になる

 

現代は、

飽和するモノ、

枯渇するニーズという時代。

 

 

社会がVUCA化してくる中で、

進んでくるものは

 

 

Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、

Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)

 

経験の無価値化、

予測の無価値化、

最適化の無価値化。

 

 

 

これから求められる思考・行動様式とは?

 

オールドタイプ→ニュータイプへの変化

 

(オールド→ニュータイプ)

・正解を探す→問題を探す

・予測する→構想する

・KPIで管理する→意味を与える

・生産性を上げる→遊びを盛り込む

・ルールに従う→自らの道徳観に従う

・1つの組織に留まる→組織間を越境する

・綿密に計画し実行する→とりあえず試す

・奪い独占する→与え、共有する

・経験に頼る→ 学習能力に頼る

 

 

これからは、

未来を予測するのではなく、

未来を構想する。

 

役に立つことに加えて、

意味があることが重要視される。

 

他者からモチベーションを

引き出すことが重要視される。

 

 

リーダーシップは、「How やり方」型から、

「What 目的& Why 理由・意味づけ」型になる。

 

エリートが起業家に負ける時代になっている。

 

古い学びをリセットし、

新しい視点・自由な視点を身につけ、

自分の進みたい・楽しめることに

ポジションをセットしていく。

 

ワクワクする世界に自分で取り組んでいく、

創っていくことだと感じている。