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2021年05月28日

「怒りの初期消火」

 

「怒りの初期消火」

 

人間は毎日生きている中で、

 

「怒り」の感情をゼロにすることは

とても難しいですね。

 

私もかつては、

さまざまな場面で「怒り」の

感情が発生していました。

 

今は1週間の中で、

1回程度、それも小さな「怒り」で

おさまっていますが、

 

かつては、小さな怒りが

大爆発に繋がっていたことも

ありました。

 

アンガーマネジメントでは

「6秒ルール」を学びました。

 

「怒り」の感情が発生したら、

6秒間、その気を抑える、

何か他のものに注意を向けて

気を逸らすなどです。

 

しかし、かつての私は

6秒も待てなかったです。

6秒のうちに大爆発への

道を進んでいました。

 

そこで自分の「怒り」の

発生源を理解して、

その発生源の環境や

自分の意味づけを

変えることにチャレンジしてきました。

 

 

「怒り」が発生するポイントに注目して、

その環境や意味づけを変えていきました。

 

これを正しい意味ではないかもしれませんが、

「初期消火」と名づけています。

 

怒りが発生しやすいポイントから

紹介します。

 

・場所

電車、特に満員電車

電車の乗り換え通路、待つ場所

狭い部屋

あるひとの目の前

トラウマになっている場所

 

・時期

月曜日の朝

金曜日(週末)の午前、あるいは終わり

就業時間の終了直前

梅雨時(雨)

低気圧の時

月末や月初(やることが沢山あるというストレス)

会議の直前(準備している時)

 

・体調

空腹時:私は特に注意です

疲れが溜まっている

寝不足

成果が出た時(気分が高まり、また自己効力感が高まりすぎて人と比べる)

 

あなたにも当てはまる

場所、時期、体調はありますでしょうか?

 

「怒り」には

必ず発火点となる”出来事”があり、

 

その”出来事”を「怒り」につながる

”意味づけ”を行っています。

 

”意味づけ”は、

それはけしからん、・・・すべきである、

おかしい、ふざけたこと、などの

自分なりの基準からの判断です。

 

 

自分の”意味づけ”を

相手の”意味づけ”に変えてみる

練習をしていました。

 

 

私が、

それはけしからん、・・・すべきである、

おかしい、ふざけたこと、は

 

相手にとっては、

何か理由があるのだろう!

何かトラブルなどがあって

急いでいるのかな?

何があったのだろう、大変だな。

などと、考えてみる練習をしました。

 

 

私のテーマである

【聴く力を高める】から

考えると、

 

自分の認知・メガネを通して判断するのではなく、

相手の認知・メガネはどうなっているのだろう?

と聴くことと同じです。

 

 

怒っている人に出会った場合でも、

その人には何かあったんだろう、と考え、

 

自分の認知・メガネが、

その怒りの渦に巻き込まれないように

練習していました。

 

怒っている人の「怒り」は

相手の中にあるので、

こちらから変えることはできません。

 

自分が相手と少し距離をとって、

眺めるような態度を取ることは可能です。

 

「怒り」を感じていることは受け止めて、

一方で何かあったのだろう?と冷静に受け止める

自分を作る練習を行っていました。

 

 

「怒りの初期消火」

 

怒りが発生するポイントに注目して

「怒り」が発生するポイントに注目して、

その環境や意味づけを変えていくこと。

 

試していただけると嬉しいです。