
失敗の自己開示で相手の心を開き勇気を生み出す

「失敗の自己開示で相手の心を開き勇気を生み出す」
人は、失敗が好きではありません。
失敗より、成功が好きです。
うまくできることを望んでいます。
リーダーになると、成功を求め、失敗を嫌う傾向が高まります。
しかしながら、初めてやることは
失敗する確率が高くなります。
2回目以降であっても
なかなかうまくいかない状況が続くこともあります。
だから人は、新しいことに挑戦することを避けたいという気持ちが
少なからず芽生えてきます。
人の学び、成長は、新しいことにチャレンジする。
新しい行動を行うことで、生み出されます。
あなたの職場でも、家庭でも、
メンバーや、家族が新しい能力を身につけると、
生産性が高まります。
新しい能力を身につけたことを承認すれば
生き生きとした気持ちが出てきます。
このような好サイクルを生み出すには、
失敗する可能性があっても、
新しい行動を取ることを推し進めていくことが必要です。
この新しい行動を取るための
勇気づけとなる一つの方法が、
あなたが、失敗したことを自己開示する。
同じような場面で、こんな失敗したんだよ。
失敗を繰り返したこともあったけど、
できるようになってきたよ。
失敗したことを自己開示し、
それから学び、乗り越えてきたことを
話します。
自信がなかったけど、行動してみて
失敗して学んで、失敗して学んで、
そして、今はその失敗した行動が
人に教えられるくらいの能力になり、
自信になっているよ。
人は、同じような場面で失敗した人に共感を抱きます。
共感を抱いているとは、心が開いた状態です。
そして、その失敗した人の話を、もっと聴きたくなります。
そして、失敗から乗り越えることができると
自分自身も思うことで、勇気が出てきます。
もし、全く失敗せずに多くのことを成し遂げた人がいる。
その人の話は、凄さと感じます。凄さに共感します。
しかし、その人は特別な人だと感じ、自分と違う、
自分にはできないと諦めた気持ちが生まれ、
行動する勇気が出てこないことがあります。
すごいことを成し遂げた人でも、
多くの失敗を経験していることを知れば、
自分自身もできるかも知れないという希望が生まれ
行動する勇気が生まれます。
今日、可能であれば、失敗したことを話してみましょう。
どんな失敗談を、どんなタイミングで話せば、
相手が心を開くかどうか、試してみましょう。