書評
BOOK
2020年08月24日
【書評12】戦わない経営 浜口隆則
著者は、社長は幸せの専門家である。
経営は、関わる全ての人を幸せにする仕組みである。
したがって、幸せ追求型の経営を行う。
人生のセンターピンである仕事を、自分らしく、仕事で遊ぶこと。
自分が幸せになり、たくさんの人を幸せにする、ことを訴えている。
著者は、横浜国立大学教育学部卒、ニューヨーク州立大学経営学部卒。
会計事務所、経営コンサルティング会社を経て、大好きな起業家を支援する仕事をするために20代で起業。
「日本の開業率を10%に引き上げます!」をミッションにした株式会社ビジネスバンクを創業。
起業家向けオフィス賃貸の「オープンオフィス」はレンタルオフィスという新しい業界を生んだリーディングカンパニー。現在は株式会社ビジネスバンクグループ代表取締役。
幸せを分け与える経営を行うために、小さな会社の戦略は、
「戦わないこと」
しかし、「No.1」になることは大切。
ポジショニングは、ニッチの分野でNo.1になること。
誰でもできるかもしれないが、誰もやらないくらいにやり、その分野で一番になる。
そうすれば、顧客が喜んでくれる。ファンができる。
ニッチでNo.1になるために、ポジショニング・マップを作る。
その方法は、
- 競合相手のリストアップ
- 特徴の書き出し
- 比較表を作る
- ポジショニングをグラフ化する
これは、私は、ブルーオーシャン戦略のブルーオーシャンマップと同じと感じている。
経営者は、これからは特に母性が重要。安心感が重要である。
組織を作り管理していくことから、一人一人が輝くチームを作ることを推奨している。
仕事を任せて、チームが輝き、地域からも顧客からも社員からも愛される会社になる。
私の主宰するKiku塾も、多くの人に幸せを分けていきたい。
CEOは、経営者であり、Chief Happiness Officerでもありたいと思う一冊である。