【書評19】LIFE DESIGN ビル・バーネット&デイブ・エヴァンス
著者は、米国スタンフォード大学のデザイン・プログラムの講師たち。
両者ともアップルでも働き、パワーブックなど数多くのデザインを行った。
スタンフォード大学の人気講座を書籍にしたものであるが、
デザイン思考に基づく非常に具体的なワークが掲載されており、
読者が、実際に頭・手、そして身体を動かしながら、
人生をデザインしていくことを目的としている。
私 菊岡は、本書は一読ではなく、
実際に自分の生活で、本書のワークを実施してみることを、お勧めする。
書籍LIFE SHIFTがベストセラーになり、人生100年時代において
自分のLIFE DESIGNを考えてみる良い機会になることと思う。
「デザイン思考」とは、
発散思考であり、
目の前の問題を別の観点から捉え直し、
色々なアイデアを出し、プロトタイプを作り、
対話を行いながら試行錯誤を繰り返し、仕上げていくこと。
この「デザイン思考」が、「人生」という正解のない、かつ重要なことと
向き合うには、打ってつけの考え方である。
どう人生をデザインするのが理想的なのか?
・あなたの人間性
・あなたの考え方
・あなたの行動
この3つが、スロットマシンの「777」のように
ピタリと揃う人生が理想的である。
実際にやってみるワーク
1. 現在地を知る:健康、仕事、遊び、愛
2. 人生のコンパスを知る:仕事観と人生観を書き出す、そして質問に答える
– どの部分が補いあっているか、どの部分が食い違うか、因果関係はあるか
3. 熱中できる道を探す
– グッドタイム日誌をつける、エネルギーに満ち溢れている時を知る、
– それらはどんな活動で、どんな環境で、どんなやり取りで行なっているのか、自分の役割を考察する
4. 人生プランを描く
5. プロトタイプとして、体験できること、インタビューする人、ブレストする人などを書き出してやってみる
6. 失敗は起こるので、失敗から学ぶことに毎日取り組む
7. サポーター、メンター(コーチ)を見つける、チームを作る
そして、理想のライフデザインに向かって動くことである
もちろん、私 菊岡は、本書に従い、LIFE DESIGN WORKを実施した。
そして、私がKIKU塾で主宰していることは、
もちろん自分が楽しく、自由であり、エネルギーに満ち溢れる時間である。
実際に皆さんが本書のワークを実施してみることをお勧めする。
サポーターやコーチとともに実施してみたい人には、もちろん私がサポートできれば嬉しい限りである。