書評
BOOK
2020年08月24日

【書評19】LIFE DESIGN  ビル・バーネット&デイブ・エヴァンス

著者は、米国スタンフォード大学のデザイン・プログラムの講師たち。

両者ともアップルでも働き、パワーブックなど数多くのデザインを行った。

 

スタンフォード大学の人気講座を書籍にしたものであるが、

デザイン思考に基づく非常に具体的なワークが掲載されており、

読者が、実際に頭・手、そして身体を動かしながら、

人生をデザインしていくことを目的としている。

 

私 菊岡は、本書は一読ではなく、

実際に自分の生活で、本書のワークを実施してみることを、お勧めする。

書籍LIFE SHIFTがベストセラーになり、人生100年時代において

自分のLIFE DESIGNを考えてみる良い機会になることと思う。

 

「デザイン思考」とは、

発散思考であり、

目の前の問題を別の観点から捉え直し、

色々なアイデアを出し、プロトタイプを作り、

対話を行いながら試行錯誤を繰り返し、仕上げていくこと。

 

この「デザイン思考」が、「人生」という正解のない、かつ重要なことと

向き合うには、打ってつけの考え方である。

 

どう人生をデザインするのが理想的なのか?

・あなたの人間性

・あなたの考え方

・あなたの行動

この3つが、スロットマシンの「777」のように

ピタリと揃う人生が理想的である。

 

実際にやってみるワーク

1. 現在地を知る:健康、仕事、遊び、愛

2. 人生のコンパスを知る:仕事観と人生観を書き出す、そして質問に答える

– どの部分が補いあっているか、どの部分が食い違うか、因果関係はあるか

3. 熱中できる道を探す

– グッドタイム日誌をつける、エネルギーに満ち溢れている時を知る、

– それらはどんな活動で、どんな環境で、どんなやり取りで行なっているのか、自分の役割を考察する

4. 人生プランを描く

5. プロトタイプとして、体験できること、インタビューする人、ブレストする人などを書き出してやってみる

6. 失敗は起こるので、失敗から学ぶことに毎日取り組む

7. サポーター、メンター(コーチ)を見つける、チームを作る

そして、理想のライフデザインに向かって動くことである

 

もちろん、私 菊岡は、本書に従い、LIFE DESIGN WORKを実施した。

そして、私がKIKU塾で主宰していることは、

もちろん自分が楽しく、自由であり、エネルギーに満ち溢れる時間である。

 

実際に皆さんが本書のワークを実施してみることをお勧めする。

サポーターやコーチとともに実施してみたい人には、もちろん私がサポートできれば嬉しい限りである。