書評
BOOK
2020年08月24日

【書評38】人生の本舞台 尾崎行雄

1858年 安政5年に生まれ、

1954年 昭和29年 95歳まで

生きて、働き続けた

「憲政の神様」「議会政治の父」と言われた、

政治家 尾崎行雄の3回目の復刻本。

人生の先輩でもあり、

コーチの先輩でもある賢者から

教えていただいた著書。

尾崎行雄の言葉は、

「人生の本舞台は常に将来にあり」

金銀財宝などの蓄えは、

子供や他者へ渡す・譲ることができる。

一方、もう一つの大切な人生の蓄えである

「知識・経験」は、他人に譲るのは難しい。

そしていっときの停滞があっても、

蓄え続けるならば、

「知識・経験」は、

死ぬ瞬間が最も豊富なものである。

この大切な蓄え「知識・経験」を、

活用しないのは

馬鹿や狂気者を超えた、

「たわけ」である。

5060歳で隠居というのは、

鎌倉幕府から延々と続いてきた名残。

筋肉的労役をして、君子に仕え、

いざという時に、戦闘的勤務を行う。

これには隠居が必要。

体力旺盛な壮年時代は、

客気や邪心も旺盛で、

思慮分別の撹乱や

人との衝突が起こる。

一方、体力が減退してきた年輩者は、

客気・邪心は減り、

無益の衝突・論争も減る。

体力が減っても、

知識経験の増加と

差し引きすると

利益の方が多くなる。

5年でも1年でも、

自分が今までの人生年間に蓄えてきた

知識・経験を本当に利用して働けば、

過去年間にはできなかった

仕事ができる。

一歩先のことを考えて、

蓄えた知識・経験を、

未来のことに使おう!

本書を教えてくれた先輩とともに、

今まで蓄えた知識・経験を、

私が有するリソースを

精一杯使うことが、

人生でやりたいことであると

強く感じた。

先輩は、これからが本舞台ですよ!と

教えてくれた、その意味が本書にある。