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2021年07月03日

1on1対話はもう必要ありません、と断られた

「1on1対話はもう必要ありません、と断られた」

6月9日に私の主宰する日本リーダーコーチ協会の
1周年記念セミナーを開催しました。

その時のご相談です。

会社から言われて1on1対話をやっていたのですが、
メンバーから
「1on1対話はもう必要ありません、と断られました」

「その後、そのメンバーとは業務の進捗などの話以外は
できていません。
どうしたら良いでしょうか?」

あなたはこの相談を受けたら、どうしますか?

1on1対話の内容に課題があり、原因があったに違いない!
と感じますね。

原因を追求する、これは一つの策です。

私の行なっている、また教えている
アドラー心理学ベースのコーチングでは、

原因を聞くより、目的を聴くことを優先します。

原因は過去に探しにいき、
目的は未来に向かうからです。

多くの参加者がいる中で限られた時間で
答えたことは、

「メンバーが、あなたに
1on1対話はもう必要ありません」
と断ることができたことは、
あなたにメンバーが自分の意見を言えることができる、
という関係性があるのですね。

その「もう必要ありません」という
意思表示は素晴らしいメッセージですと、

ご相談者の承認の意味を兼ねて話しました。

相談者は、もう必要ありませんと言われて
その場では「すまなかったね」と
回答したそうです。

それから対話がなく、どうしたら良いか?
という質問でしたので、

次にどうすれば良いかを答えました。

「本当はどうしたい?
どんな対話だったらいい?
どんな話し合いだったらいい?」

と今からでも聴くことはできますか。
メンバーに時間をとっていただくことは
できますか?
と尋ねました。

そして、
「本当はどうしたい?
どんな対話だったらいい?
どんな話し合いだったらいい?」

は、あなたのベストなことを知りたい、
あなたに関心がとてもある、
ということを併せてお伝えすることは
できますか?
と尋ねました。

メンバーから「必要ない」と断られ、
リーダーはすまないことをした、
否定されたと感じて対話がストップしていました。

そのメンバーの一番いい状態を聴く、知ると
いうことが抜けていたことに気づいていただきました。

終わったことは変わらないですが、
未来に向けて変えていくことができますね。

メンバーにも、リーダーにも
どちらも良い未来を望んでいることに
変わりはありませんね。

@mackikuoka

 

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