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2023年05月01日

「できるだけ早くアドバイスや指示を行ったほうが効率的、話を聞く時間は無駄」

「できるだけ早くアドバイスや指示を行ったほうが効率的、話を聞く時間は無駄」

企業の研修を行っていると、
部下の話を途中まで聞いていると、内容がわかるから、
「話を最後まで聞くのは無駄、できるだけ早くアドバイス・指示することが効率的」と
話される部長や課長などの管理職の方が少なくありません。

多くの経験を積んでいる部長や課長、
部下の話している内容は、自分も通ってきた道、経験してきたこと。

仕事の内容が手に取るようにわかります。

すると、話の途中で、今後のプロセスや解決策が頭の中に浮かび、
そのことを話したくなります。

早く解決策を伝えることが、部下にとっても良いことだと思い、伝えます。

部下にとって早く答えがわかり、
答えを伝えた部長・課長は満足します。

部下の時間も、部長・課長の時間も短くて済みます。

部下は、ほとんどの場合、
「ありがとうございます」
と答えます。

部長・課長からのアドバイスが的確であるかどうかは
別にして「ありがとうございます」と答えます。

「ありがとうございます」という声が返ってくることで、
部長・課長はさらに満足して、また同じようにやれば良いという行動が強化されます。

この行動が適切ではないことがあるの? どうして?と
あなたは思っているかもしれません。

考えてみましょう。

短期的に効率的であることは間違いありません。

途中で部下の話がわかるので、遮ってアドバイス・指示を行っている
部長・課長の悩みは何でしょう?

・部下が考えて仕事をやらない
・新しいアイデアが出てこない
・いつまで経っても、私が一番優秀で、私を超えそうな人が出てこない
・指示待ちの人が多い
・指示以上のことをやってこない
・部下の成長が遅い

この悩みは、誰が作っているのでしょう?

おそらく部長・課長は、部下の責任であり、
部下の学びや仕事への取り組みが不足していると思っています。

自分の行動が、部下の成長の妨げになっていることには気づいていません。

あなたが、この部長・課長の部下で、
いつも話の途中で言葉を遮られ、
アドバイスを受けているとしたら、
どう感じますか?

そしてアドバイスに反したことを行うと
責められたり、叱られたりするなら、
あなたはどんな行動を選択しますか?

例えば、
部下の話を途中で遮ることなく受け止め、
部下の考えを促す問いを投げかけ、
部下が自分で考える力をつけることを支援できる上司がいるならば、

話を遮ってアドバイス・指示を行う上長と、
どちらの組織が1年後、3年後に成長しているでしょうか。

組織のメンバー構成により、上長のスタイルを変える必要があるでしょう。

あなたの組織は、どちらが適切でしょうか?

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@mackikuoka

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