【書評68】あなたの脳のしつけ方 中野信子
脳科学が好きで、よく脳関連の本を読みます。
中野信子さんの本で、2015年出版です。
1)集中力のしつけかた
・集中状態に入る
・キリの良いところで止めるのではなく、あえてキリが悪いところでやめる:ツァイガルニク効果の応用
・脳の構造上、「やる気は、やり始めてから動く」したがって、まずは動く。
目や身体や耳を動かして、抹消を動かして作業している楽しさを伝える。
・集中できないのは、セロトニン不足の可能性。セロトニンの原料となるトリプトファンを含む食品をとる。
カツオ、レバー、チーズ、パスタ、ほうれん草、豆もやし、ごま、落花生
2)記憶力のしつけ方
・意味記憶より、エピソード記憶に変換して覚える:名前とビジュアルをくっつける、五感を使ってみる
・高齢になると、記憶力そのものが落ちるわけではなく、記憶を入れる入り口が狭くなる。脳が必要と考えるようにエピソードとして入れる。
3)判断力のしつけ方
・判断が早いけど間違えやすいXシステム(行動経済学 ファスト)
・判断が遅きけど合理的Cシステム(行動経済学スロー)
4)モテ力のしつけ方
5)アイデア力のしつけ方
・みんなが理解できて人の少し先をいくアイデアの提案が現実的で実用的。無難な新規性で十分。そのために歴史を精査する。思いつくものではなく過去から拾ってきて応用する。
6)努力のしつけ方
・努力できることに才能は影響している。報酬系の脳が働かない人は努力できにくい
・努力して高めるに値するもの「コミュニケーション能力」
・面倒くさい、という感情は大切な感情=これが効率的にやろうという発想になる
7)強運力のしつけ方
・ゲーム自体を変える、ルールを変える、環境を変える
・そのために自分のメタ認知をつける。自分で自分のことを客観的に見る人と一緒にいる。
・要は自分を変えるか、またはゲームを変えるか
・ついてない、は長期スパンで考える
8)愛情力のしつけ方
・オキシトシンの分泌を意図的に増やす
・感情を動かすような小説や映画、ドラマに多く触れて、オキシトシンを分泌するトレーニングを行う